雑記

散歩の日々

梅雨とは云いながら、水不足の日が続いているようですね、まだまだこれからが本番なので空梅雨というわけでもないでしょうが・・。そんななか日々仕事に行く前の、ほんのひと時、近所を散歩するのが日課になっております。

国分寺市はその名の通り、奈良時代のむかしに聖武天皇の詔により建立された各国の国分寺、金光明四天王護国之寺と正式には云いますが、そのなかのひとつ、武蔵国分寺のあったところです。この寺域は相当に広かったようで、さぞかし往時は壮大な伽藍を誇ったことでしょう。現在ある国分寺は少し離れた場所にあり、当時、金堂があった場所は礎石と碑が立っているのみです。

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ここはいろんな種類の文様の瓦が出土していることでも有名で、極端に作られた数の少ない緑釉陶器なども出土しています。当時から国の格として大国に位置づけられていたことで、中央政権にとってかなり重要であったことが想像できます。それは秩父から産出する銅の影響もあったかもしれません。

今、往時を偲ぶものは礎石のみですが、散歩の途中にここにくると、とても気持ちの良い空間が広がってリラックスできる場所です。

日常]2013年6月10日