雑記

朝も早よからやってます。

またまたお目にかかります。

本日、8月第二日曜日は東西線、門前仲町にあります富岡八幡宮の骨董市に出店しておりました。早朝4時半 ころに現場へ到着し、店をひろげてから、あーでもない、こーでもないと商品レイアウトを悩みながら展示、結局、写真のような、なんかよーまとまらん構成に なってしまいました。

8月は暑くてなかなかお客さんが出てきてくれないんですが、熱心な顧客は相変わらず雪が降ろうが、カンカン照りだろうが足をはこんでくれます。

近頃、思うのは、若いお客さんや興味はあるけどあまりよくわからないといった人から「この品物はどこの生まれでどういったたぐいの品物なのか」という質問が聞かれないなぁーということです。昔は(あまり昔話
をしても意味がないことかも知れませんが、)もっと知りたい、なんなのか理解したいという話がもっともっと出てきたような気がします。わたしたち業者サイドが、初めての人にはわからない骨董用語を使って一方的にまくしたてているから、どう質問してよいやらわからんのかとも思います。買いたいものが明確な人、マニア、コレクターと呼ばれる人たちに売るのは、その好みの品が有りさえすればある種簡単なのかもしれません。しかし何にも知らなかった人にこの素晴らしさを伝えられて、購入に至るという仕事こそ古美術商の大切な仕事、売れるものだけ右から左のブローカー仕事ではなく、口はばったいようですが啓蒙活動をしていかなくては、我々の未来は無いんじゃないかとつくづく思っています。

偉そうなことを書きましたが要するに、興味をもったら話しかけてほしい、いきなり売買だけじゃなくその世界の素晴らしさをもっともっとお客さんと共有したいということなんですよ。わたしも忙しいとつい答えが骨董用語になってつっけんどんな感じで応対してしまうことが正直言ってよくあります。だからこれは一番最初に自分が反省しなきゃならんことでした。

そんなこんなで2時ころに撤収してきましたが本当に骨董市ってくたびれます。でもこういう日の冷えたビールってうぅ~まいんだなぁぁこれが!

イベント]2009年8月9日