雑記

夏恒例の研修旅行・唐津、福岡編

 前回の続き、夏の恒例の研修旅行の続きであります。

 二日目、かねてから拝観の予約をしていました福岡県糸島市にあります浮嶽神社へ向かいます。霊峰浮嶽にふもとにある神社で奈良時代の創建とのこと、歴史ある神社ですね。ここでは平安時代の仏像が残されているということで愉しみにしておりました。詳細な地理は土地勘がないのでわかりませんが、今はレンタカーに付いているナビが連れて行ってくれますので、程なくして現地へ到着。宝物館のカギを開けて頂き、わずかながらお賽銭を上げ一礼してから拝見します。平安時代でも前期のボリューム感のある仏像が3体、目の前に飛び込んできます。いわゆる貞観彫刻と呼ばれる唐物的なニュアンスが残る迫力のある仏像、如来、地蔵、そして詳細は分からない倚像が並んでいます。そしてその隣には平安後期、定朝様式の阿弥陀さまが四天王に護られてお座りになっています。こちらの虫食いで荒れた状態ながら四天王と阿弥陀さまも素晴らしいものですが、隣の3体が凄すぎてかすんでしまうほどのものでした。さすがに国の重要文化財になっているだけあって見事なものでした。
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 さて次は佐賀に戻って九州陶磁文化館へ、我われにも普段扱うことが多い陶磁、特に伊万里磁器が数多く展示されています。あまりにも有名な柴田夫妻コレクションも特別に別室が設けられてゆっくりと観ることが出来ます。
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 さていろいろとお勉強していると脳が栄養を求めるのは道理でありますね、その夜は唐津駅そばのビジネスホテルへ、ホテルそばの居酒屋へ栄養を摂取しにまいります。佐賀の呼子にも行きたかったのですが時間的に難しいのであきらめておりましたが、入った居酒屋の生簀に元気よく烏賊が泳いでいたんで早速活き作りにしてもらって頂きました。コリコリ、ポキポキと新鮮な烏賊の触感が何とも云えませんね、当然その夜も当たり前のように鯨飲したわけです。そして明日は最終日、福岡の市街地へ向かいます。
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旅行]2014年9月29日