雑記

久しぶりのライブ、でもって所沢

みなさま寒かったり暑かったりと、いそがしい気候ですが、いかがおすごしでしょうか。自然の摂理ゆえ文句を云ってはいけませんよ、なにしろ神さまのすることですからね。ま~暑さ寒さも彼岸までとの言葉通り、もう少しだけ待ちましょう。そのうちぽかぽかの春の陽気が訪れます。

今日は寒い雨の日曜日、昔からのおともだちがバンドをやっていて、今日はその新しいバンドのデヴューのライヴとのこと。昔から彼のライヴには通ったわたくしですんで、今日も寒い中、会場にやってきました。そうは云っても同じ市内なんでたいした距離ではないんですが、所沢駅から徒歩約5分、ビルの2階にその会場は ありました。わたしは初めてなんですが、よくライヴを演っているところ「モジョ」というそのお店、昔なつかしい、高校生から20代のころよく通ったかんじのお店でした。

最初のオープニングアクトは、おともだちのバンド、「サミー・アンド・ザ・ウェストポーチズ」であります。なんかよくわからんバンド名ですが、腰ぎんちゃくとかいう意味らしいです。なんかそんなバンドテーマを1曲目にやっておりました。わたしも長いつきあいではあります が、その思考回路はよくわかりません。でもその楽しさはよくわかります。いつもそれで楽しけりゃいいんかなという感じで聴いております。昔なつかしい曲も演ってくれて、堪能させていただきました。



そしてトリは踊るポンポコリンでおなじみ、という紹介はどうなんでしょうか?ほんとうはあのヒット曲とはまったく違う渋~いブルースマン、近藤房之助であります。これまた渋~い選曲のカバーや、ツアー生活のなかで作ったという曲などキーボードと、もう一人のギターを従えての3人の演奏は、わたしの奥さんに云わせると「ブル~スならぬエロ~スや」とのこと、なんかよ~わからんコメントですが、その云わんとしているニュアンスはわかりました。

人を引き付ける声、人を引き付けるムード、演奏、空気感、トーク、佇まい、魅力ある人たちはやっぱり見ていてすごいな~と思いました。そしてわたしの提供する品物は、そういう雰囲気を持っているだろうか、と考えていました。魅力を伝えるには自分自身のセールスもとても重要だなと思います。そうなるために、いろんなものを吸収していかなくてはとの思いを新たにしました。

しかしこのライブはやたら呑みすぎるのがいささか珠に疵、えっ、あんたが勝手に呑んでるだけやろ~…。ほんとすいません。反省しております。

映画/ライブ]2010年3月8日

遅まきながら観てきた「キャデラックレコード」

さぼりながら何とか続いているブログですが、がんばって書いていきたいと思ってます。みなさまお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。

骨董商売も日々、たのしく、また苦しく、でもやっぱり離れがたい魅力ある道を毎日歩いておりますが、きょうはしばしの休息。家でゆっくり寝ていたいと思っ ていたんですが、ネットをだらだらと見ているうちに、以前から観たかったけれど忙しさにかまけてそのまま見過ごしていた映画「キャデラックレコード」のことが出ていて、あとわずかで公開終了とのこと、急遽そいつを恵比寿ガーデンシネマに観にいきました。

実話のエピソードを中心に構成されたこの映画、音楽が全編にわたって流れ続けてやたらかっこいい!ギターを弾いているシーンはやたらボリュームがデカくて、マディ・ウォータースを演じてい るジェフリー・ライトが似ているとかいないとかはどうでもよくなって、とにかくその空気感がガツッと伝わってきてなかなかいいんでないのという感じでし た。エタ・ジェイムスはビヨンセがやってるんですが、歌がウメぇ~…。特に「アイド・ラザー・ゴー・ブラインド」を泣きながら歌うシーンはかなりいい ですね。一線を越えそうになったりしたレナードとの別れ(レーベルを手放すことになり共に仕事することがなくなる。)を「あなたが去っていくのを見なけりゃならないのなら、あたしは盲目になりたい」という歌詞にのせて嘆き歌いあげるのですが、歌唱力を堪能できます。

マディが息子のように可愛がっていたリトル・ウォーターが後年、酒と麻薬で身をもちくずし、金にからむトラブルで殺されてしまうんですが、最後にマディの家にたどりついて息を引き取るシーンはグッときて泣けますね。

いろいろ見所はあるんですがこの映画で一番かっこいいひとはまちがいなくハウリン・ウルフです。何故かっこいいかは実際、映画館で大音量で観てみるのがいちばんかと思います。

わたしが映画レヴューもどきをかくのもおこがましいですが、好きな音楽ジャンルの映画だったのでとにかく書いてみました。みなさんもあとわずかですがご覧になったらいかがですか。

明日からまた骨董商売に身をいれて、成功してキャデラックに乗りてぇー、てか?どっちかつーとハウリン・ウルフの自力で買ったと自慢していたぼろトラックがわたしに似つかわしいです…。

映画/ライブ]2009年9月29日

前のページ