雑記

一年、おつかれさまでした。

長らくサボっておりましてすいませんでした。何かと忙しく、という云い訳は通じないことは重々、承知なんですがやっぱり何かと忙しくて、今日この頃は時間に追われる感じでした。やっぱり時間は有効にうまく使っていかねばいかんですね、反省です。

さてなんだかんだ、右往左往、東奔西走、七転八倒の激動の(そげんドラマチックでもなかろうもんとの突っ込みが入りそうですが~)平成21年ももう終わり、わたくしも人さま並みに忘年会とあいなりました。場所は新宿歌舞伎町、うまい居酒屋として毎日、おっさんでごったがえすTです。予約しないとなかなか入れない人気店。この店の売りはくじら料理でして、くじらをはじめ気仙沼漁港(だったかな?)から取り寄せた海の幸が豊富なお店。くじらなどのうまいものは大切な食文化として守っていくべき、というのがこの店のキャッチフレーズのようです。

ビールで乾杯したあと、店長に頼んでうまい酒をお願いしたところ、新潟の越の影虎の生しぼり原酒という酒が出てきました。フルーティな香りとしっかり旨口、あっというまに空になりました。骨董屋さんは何かとうまいものとうまい酒が大好きな人種で、この忘年会はいつもべロンべロンのグダグダになるパターンです。たっぷり呑んで追加の一升瓶をたのみ画 像のくじらの刺身を堪能して、今年の憂いをきれいさっぱり流してお開きとなりました。



このごろの世知辛い世の中でも、うまいものを出しているお店は繁盛しています。我々の業界もうまいつまみならぬ、他のところにはなかなかない、その人ならではの目で選んできた一品を必死に探し出してくれば、必ず支持してくださるお客様がいるものです。あらためて骨董屋は仕入れが命、来年からも必死に東奔西走して愉しきものたちを見つけ出してこようと、襟を正した次第です。

そう後日、思ったわけで当日は酔っぱらっていて、そこまで考えられませんでしたけど…。あと御想像の通り、次の日の朝はしっかり二日酔いでした。みなさんも年末年始の呑みはほどのよいところで押さえましょうね。

来年もよろしくお願い致します。

食、酒/外食]2009年12月29日

久しぶりの肉三昧

やっと夏らしい夏がやってきたかんじですが、みなさま如何お過ごしでしょうか。

昨日、久々にわたしたち夫婦と友人カップルの計4人 で、沼袋にあります「焼肉 平和苑」に行ってまいりました。一見、あんまりきれいとは言い難いごちゃごちゃしたお店という第一印象、まあわたくしの妻が過去に食べたことがあったので入りましたが、「こりゃ大丈夫かいな~」と最初は思いましたよ。壁に短冊状のメニューが貼ってあり、よく見ると三角かるびやら四角やら丸やらと何だかわからんものが書いてある。なんかわからんうちにオーダーが、経験者である妻より出され、まずは生ビールでのどの乾燥地帯を軽く湿してから、肉を焼き始めたんですわ。そしたら普段よりなお一層せっかちになった妻が、軽く炙っただけでとっとと喰えと言う、もうちょっとカリっとするまで焼いたっていいんじゃないの~というわたしの言葉もむなしく、取り皿に載せてきました。半信半疑で頬張ると「あぁ~脂があまい~」。フレッシュな肉を半生、というよりほとんど生の刺身状態で食べさせる店でした。すんごくうまい!を連発しながら、次はわさびカルビをいってみました。おろし皿のうえの本わさびを自分ですりおろして、また網の上に数秒置いただけの肉にのせて口に運ぶ、あーしわわせやーんてなかんじで本当にうまい肉でした。また焼肉店なのにうまい日本酒もおいてあり一杯、味見をさせてもらったのも選びに選んだなーという酒でした。

そうこうするうち店のおやじ登場、「うちはうまいものしか食わせないよ~」とのコメントもさもありなん、あげく静岡の銘酒、磯自慢の特別限定品を「こんなのなかなか呑めないよ」といいながら、見せてくれたんでこりゃ呑ませてくれんのかなぁーっと期待したら自慢しただけで終わりでした。わたしのなかの吉本新喜劇が「そんなあほなぁ~」とおもいっきりこけました。

そして最後のしめはTKG、たまごかけごはんであります。それはあんまり好きじゃないと云ってた友人も「うめぇうめぇ」とかっこんで喰っとりました。

そんなことで満足して店を後にしましたが、店のおやじのキャラがいちばんごちそうかなと思いました。わたしの商売も、まず美しいものありきなんですが、自分が一番の商品でもあるということに思い至ったのであります。ジャンルは違えど、あのおやじのような商売をしていきたいと感服したわたしでありました。

なんたって看板の文字が「飢る噛む!」だもんな~、送り仮名まちがってるけど…。

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食、酒/外食]2009年8月13日

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