雑記

遅めの夏休みIN台湾 エピローグ

エピローグってあーた!、そんな御大層なもんか~い!、とツッコミが入りそうなこのブログ、でもやっぱり台湾編は書いとかなきゃです。

呑んで食って観て歩いての台湾、流石に疲れてここらで癒しを求めて温泉にやってまいりました。台湾の温泉はグッとリーズナブルで地元の人も入る水着着用のスパリゾート的なものと、日式と表記される裸で入る日本の温泉スタイルとありますが、後者の方がとても高い!だもんで調べて前者の地元式の方に入りに行ったんですね。すると入り口の門番のようなおばあさんに水着をチェックされます。そして何故か理由がわからないけど「この水着じゃダメ!」と云われてしまいます。別に奇をてらったものじゃなく普通の海パンなんですが、向うも英語がしゃべれない、こっちも片言くらいでは意思の疎通が細かいところは難しい!入口付近には海パンを持参しない人のための水着売り場もあるんですが、そこで売ってる水着と持参した自分の水着の差がわからない。売ってるちょーダサい水着を高い金出して買うのもばかばかしくて、あきらめて日式温泉に向かいました。

途中の川の水も温泉です。
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流石にお風呂は写せないので建物の外観だけ。
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洞窟を刳り抜いた岩風呂のような感じ、露天じゃないので解放感はありませんが、なかなかお湯は気持ちがいいですね。これは日本の温泉と同じです。

さてリフレッシュして今度は、街中の美術館へ。ここの現代美術事情は詳しくは知らないのですが、以前日本でヤゲオ美術財団のコレクションを観たことがありました。意外と云うと失礼ながら世界中の作家と共に中国、台湾のアーティストのコレクションも充実しており、市場は日本よりもずっと元気な印象を持ちました。さて今日行ったのは台北當代藝術館です。もともと学校のような建物をそのまま展示スペースにしてしまったところで、企画展覧会「光・合作用」と題した催し物が開催中でありました。

入り口のオブジェ
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中の作品については撮影不可ですので可能なものをパチリ
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別棟でデザイン館もあります。入り口でハシャぐ嫁(検閲に引っ掛かり顔出しNG)
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今回の展覧会は特にテーマがLGBTの人々にスポットを当てていて、作品もゲイカルチャーを始めいろんなエロスとタナトス、抑圧と反抗といったような作品が多かったように思います。彼の地ではまだまだ解放されているわけではなさそうで、特に抑圧の側面が目につきました。

それにしても台湾はリノベブームらしく、古い建物を安価に取得して出来るだけ再利用し、中では服やおしゃれな雑貨など売るお店がものすごく多いようでした。地方に行けばまた別の面が見えるのかもしれませんが、日本風に云えば昭和の街並みが残されていてどこか懐かしい街並みが愉しめます。戦後の闇市のような場所もまだまだそこかしこに見られますしね。

そうこうするうちに日も暮れて、台北最後の夜はここ
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めっちゃ入りにくいお店、でも歴史ある建物のようで、その昔軍事政権時代の戒厳令が敷かれていたころ、夜になると民主化運動の闘士たちが集まっていた店だそう。
中はこんな感じ
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ここでも腹がはち切れんばかりに食いまくりました。画像はひとつだけ、ダックの半身揚げ、いや~美味ぇ~こと、ビールがすすむわ~。
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久しぶりの海外旅行、でも台湾ならばほんと週末に気軽にちょっくら行ってくるというのも大いにありな場所でした。日本に比べてルーズだったり、きれいじゃない場所もあったりしますが、日本式を当てはめてちゃいけない、郷に入っては郷に従えのことば通りありのままを愉しまなきゃもったいないでしょう。特にスタイリッシュなレストランじゃなく、そこらのおっちゃんが食ってる粥や麺線(日本の素麺のような柔らかいあんかけ麺)なんかを食べているのが自分には合ってるな~という感じの旅行でした。

えっ?骨董は?って、それは忘れてました。(あったとしても日本より元気な分、高いんですよね~)

旅行]2017年10月15日