雑記

あ〜、お酒呑めてしあわせ

厳冬の折、みなさま如何お過ごしでしょうか。北陸や東北など、大雪にお困りの方も多いことでしょうね。お見舞い申し上げます。自然の摂理とはいえ日々の御苦労も並大抵のことではなく、御察し申し上げます。

かくいうわたくしは九州は福岡、八幡の生まれでございます。雪は降ることは降るんですが、水分を含んだべしゃべしゃな雪でとてもパウダースノーなど望めないものでした。それでも泥だらけの雪だるまを作って遊んだもんでした。とても貧しくぜいたくなど出来ませんでしたが、それでも暖かく朗らかにくらしていたもんでした。ノスタルジーがそう云わせるのかもしれませんが、あの頃をタイムマシンでチラ見してみたい感じがあります。

もっぱら子どものころの夏休みは、大分の母親の実家に行って魚釣りやら川遊び、シジミをとったり、とんぼやクワガタをとったりしてました。一日24時間あけっぱなしの縁側から夜中に起きて星を見上げた時に、関東の都市部で見る夜空とまるっきりの別物で、「こんなに星ってあったんだ~」と感動というのか衝撃というのか、そんな想い出が残っています。

と、らちもない思い出話をだらだらと書いてますが、質素でもある意味豊かな生活があったという、いい思い出がとてもすばらしい財産であるな…ということなんです。そんな財産を、もし子供ができたら残してあげたいなと強く感じている今日この頃です。ゲーム機や遊園地が決して間違ってるとは思いませんが、それだけではない、いろいろな経験があるよというのを教えたいですね。

そんなことを書きながら、この表題はいったいなんのこっちゃ…というつっこみが入りそうですが、日々の暮らしのなかでとってもしあわせなのがお酒の時間、高額なものではなくともしあわせな時間が過ごせるありがたさを噛みしめております。

この日は奥さんは残業デイ、ひとりの晩酌タイムで、肴はトマト、うどの醤油漬け、なめこおろし、もやしのナムル、あぶらげの中にネギを入れて焼いたやつと、特売になってた鶏モツの生姜煮でございます。


ひとりひとりにしあわせな形があるでしょうが、今日もわたくしはこんな時間をすごしております。あとは気にいった古陶磁の酒器があれば云うこと無いです。「そこもっと云わなアカんとこでしょうが!」はいはい、明日からもっと仕入れに励みます。そんではこのへんで。

食、酒/自宅]2010年2月11日