雑記

遅まきながら観てきた「キャデラックレコード」

さぼりながら何とか続いているブログですが、がんばって書いていきたいと思ってます。みなさまお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。

骨董商売も日々、たのしく、また苦しく、でもやっぱり離れがたい魅力ある道を毎日歩いておりますが、きょうはしばしの休息。家でゆっくり寝ていたいと思っ ていたんですが、ネットをだらだらと見ているうちに、以前から観たかったけれど忙しさにかまけてそのまま見過ごしていた映画「キャデラックレコード」のことが出ていて、あとわずかで公開終了とのこと、急遽そいつを恵比寿ガーデンシネマに観にいきました。

実話のエピソードを中心に構成されたこの映画、音楽が全編にわたって流れ続けてやたらかっこいい!ギターを弾いているシーンはやたらボリュームがデカくて、マディ・ウォータースを演じてい るジェフリー・ライトが似ているとかいないとかはどうでもよくなって、とにかくその空気感がガツッと伝わってきてなかなかいいんでないのという感じでし た。エタ・ジェイムスはビヨンセがやってるんですが、歌がウメぇ~…。特に「アイド・ラザー・ゴー・ブラインド」を泣きながら歌うシーンはかなりいい ですね。一線を越えそうになったりしたレナードとの別れ(レーベルを手放すことになり共に仕事することがなくなる。)を「あなたが去っていくのを見なけりゃならないのなら、あたしは盲目になりたい」という歌詞にのせて嘆き歌いあげるのですが、歌唱力を堪能できます。

マディが息子のように可愛がっていたリトル・ウォーターが後年、酒と麻薬で身をもちくずし、金にからむトラブルで殺されてしまうんですが、最後にマディの家にたどりついて息を引き取るシーンはグッときて泣けますね。

いろいろ見所はあるんですがこの映画で一番かっこいいひとはまちがいなくハウリン・ウルフです。何故かっこいいかは実際、映画館で大音量で観てみるのがいちばんかと思います。

わたしが映画レヴューもどきをかくのもおこがましいですが、好きな音楽ジャンルの映画だったのでとにかく書いてみました。みなさんもあとわずかですがご覧になったらいかがですか。

明日からまた骨董商売に身をいれて、成功してキャデラックに乗りてぇー、てか?どっちかつーとハウリン・ウルフの自力で買ったと自慢していたぼろトラックがわたしに似つかわしいです…。

映画/ライブ]2009年9月29日

夏休みの日記・その3

日増しに秋の風情に変わってきた今日このごろですが、まだ夏休みの絵日記です。えーかげんにせんかいっということで最後にしたいと思います。

前回、宮古島のことを書いたんですが、今度は本島、那覇にきました。当初、そんな予定はなかったんですがあまりにも沖縄の海がすばらしいもんで、どこかまたビーチにいきたいとおもって調べたら、意外と近くに島があることがわかって、朝からその島に向かいました。泊港というところから高速フェリーに乗って35分、慶良間諸島のなかの最大の島、渡嘉敷島であります。

船酔いするひまもなく(もっともそれほどひどく揺れるわけじゃありませんが、)島について、有料送迎バスへ。阿波連ビーチというところへいきました。海の透明度はものごっつぅ高く、ここはとにかく魚がいっぱいいます。熱帯魚の店でみるようなやつが、人間にも臆することなく近寄ってきます。朝ごはんの残りのパンを持っていったんですが、もう慣れ切った態度で容赦なく指までつっついてきます。えさが無くなると、さっさと次の客につくホステス嬢よろしくいなくなってしまいました。

そんな餌付シュノーケリングをまる一日満喫したあと、ふたたび那覇へ。くたくたで腹を思いっきりへらした状態で、たまたまとおりかかった良さげな居酒屋へ。「花ずみ」というそのお店は、がやがやと活気があり、常連さんもたくさんいるようでした。画像は島野菜のてんぷら盛り合わせとしまらっきょう、シー クァーサーをたっぷりしぼって食べるシマアジの刺身。ほかにもあぐー豚やらチャンプルーやらうまいもんが目白押し、とにかく雰囲気と味のバランスがいい、やっぱりこの店あたりだったなーという感じでした。

バランスがいいってとても大事、わたしもほどのいい商売を心がけていきたいと感服させられたお店であります。

一生懸命はたらいて、また来ようと誓ったわたしでありました。いやー沖縄ってほんといいもんですねぇー。(草葉の陰の水野先生、ちょっとだけいただきました。)

旅行]2009年9月21日

夏休みの日記・その2

めっきり涼しくなってきたというのに、まだ夏休みの絵日記とは。「何を今頃書いとんねん!」というつっこみも聞こえてきそうですが、聞こえないふりして続けさせていただきます。

宮古島に行ってきたわけですが、まずは腹ごしらえに「やっぱ沖縄のそばっしょ」、つーことで適当にガイドブックから選んでいってみたんですが、これがまたすげー当たりなわけだ!かねて東京でも沖縄料理店でさんざんそばを食べたんですが、それ以上に現地で、しかも地元の人も食べてる店はうまいわけですな。この古謝そばは製麺所が経営してるらしく、麺はシコシコツルツル、スープはかつおの風味がとてもよく最後まで飲み干してしまいました。一緒にたべた炊きこみご飯(こっちではジューシーというらしいです)、あまりふだん好きではない炊きこみご飯なんですが、こいつがまた豚のいい味をだしてていいんだな、ということですべてしっかり完食、満足して店を出たんであります。


最近、東京のラーメン屋さんで食べると味の嗜好がそうなのか、なんかやたら濃い~うまみのオンパレードでとてもついていけません。スープを飲みたいとも思わないし、食べた後はしつこさが残って閉口します。そりゃたまには濃い味のものが欲しくなる時がわたしにもありますが、なんかうまみが濃すぎるのも過ぎたるは何とやら、ほどほどがいいんじゃないでしょうか。

ここのそばには複雑さはないんであります。ただあの碧い空と碧い海のような、そのまんまのシンプルさがストレートにわたしの胃の腑をつかんだ、ということなんです。みなさんも宮古島にお越しの節はそのシンプルさを味わってみてはいかがでしょうか。そんじゃまた!

旅行]2009年9月19日

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