雑記

掛軸を見直しませんか

 梅雨入り前のほんの束の間ですが、さわやかな気候が続いていますね、散歩するにも気持ちがいい季節です。頑張ってウォーキングもたまに続けていますが、皆さん紫外線対策もお忘れなきよう、私は帽子をかぶってせっせっと歩いております。

 現代の生活空間でだんだん和室が少なくなっているようですね、しかしこれは何とももったいない話しじゃないでしょうか。畳と云う素晴らしい敷物は吸湿などいろんな効果があって日本の風土にぴったりと合ったものですがねぇ。最近の賃貸などはフローリングの部屋だけだったりして、これはこれでお好みであれば別にいいんでしょうが・・。

 そんなことで掛軸など飾る人も本当に少なくなったようです。たしかに伝統の花鳥風月のモチーフが時代の感覚からちょっとずれてきているのは否めません。でもそんな中でも感覚が合う掛軸はたくさんあると思うのです。また床の間空間がないと掛軸は飾れないと思われるのも、違いますよ、工夫次第ですよ、と一言申し上げたいと思います。画像は玄関先の単なる壁面スペースですが、置き床かわりに木味のいい分厚い作業板を置き、そこに牧野虎雄という洋画家の軸を掛けてみました。洋室のちょっとした壁面でも、古材の板などを敷いてもらえば掛軸を飾るのもとくに難しいことではないのがお分かり頂けるかと思います。
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 好みの表装を誂えるのは上級者の愉しみですが、そこまでいかなくともまずは気軽に気に入った軸を掛けてみることから始めてみませんか?

日常]2014年5月23日