雑記

ご冥福をお祈りします

 前回、台風が来て雨が凄かったとの話題を書いたのですが、その次の文章にこんな大変なことを書かなければいけないのかと思うと胸が痛みます。広島で起きた雨による土砂崩れ被害で大変な不幸に見舞われた方々、心よりご冥福をお祈り申し上げます。なかでもお子さんが亡くなられたり、救出活動中に亡くなられた方もいらっしゃったようで本当に痛ましい出来事でした。まだ行方不明の方もいらっしゃるので、少しでも早く救出され復旧に向かうことをお祈りいたします。

 さて自然の脅威に対して人間にはなすすべがない状態ではありますが、こんな激しい気候になったのはやはり人間サイドに原因のひとつがあるのかもしれません。便利な生活、快適な毎日、夏でも涼しい、冬でも暖かい、いいことずくめのように思えることが、やはりどこか自然に反して造られた虚構の世界のように感じてしまう、それはこんな事件をきっかけに気づかされるように思います。

 客観的に見ているような自分もその便利さを享受しているのはもちろんです。こうしてパソコンの前でブログを書いていることなど、その最たるものでしょうね。具体的にどうしていけばいいのか、その明確な答えは自分にはわかりませんが、始められるのは慎んで生きていく、と云うことでしょうか。

 人間は思い上がるもの、勘違いする生きものだから、そのことに気づき心に留めて、慎んでいかなくてはいけない、と書いていたのは池波正太郎さんでしたが、まったくそのように自分も考えています。なかなかそうは云っても行うは難し、でも心の片隅に少しでもそのことがあるだけでも違ってくるように思います。

 

日常]2014年8月21日