雑記

素乃會 企画展 面ノ回

いや~暑いくらいの陽気ですねぇ、でもまあこのゴールデンウィークの時期は半そでが着たいくらいの陽気が行楽にはうってつけ、何にしろ若葉の碧が目に眩しい季節です。

4月29日から5月6日まで11:00~18:00まで、目白長谷雄堂に於いて、第三回素乃會企画展”面ノ回”を開催中です。日本各地の庶民の祭りや奉納の舞に使用された面たちを展示即売しております。おかげさまでたくさんのお客様に御来場頂き、お愉しみ頂けたことと思います。

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今回の企画展にあたり、面を集めてみて感じたのは、たくさんひとつの場所に集まったときのハーモニーと云うか、集団で醸し出す異様な場の空気感でした。単体で見ているときにはそれほど感じなかったのですが、こう集まって、多くの面たちに見つめられると、ある種の高揚感のようなものの片鱗を感じました。まして使用された当時の娯楽のあまりなかった時代、この面を付けて神と一体になったときのハイテンションは想像しても余りあるものです。やはりこう云った体験を通して、自分でも気が付かない、ものの新しい側面を見つけられると云うのはありがたいもんです。

いたって地味なジャンルではありますが、自分の好きなこれら面たちを少しでも多くの方にご覧頂ければと思っています。どうぞお時間がありましたらお出かけください。

新宿区下落合3-29-11  長谷雄堂  徳川黎明会そば、  JR目白駅 徒歩5分

イベント]2012年4月29日

あけましておめでとうございます

みなさま、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。さてしばらく更新をサボっておりましたが、年明けようやく仕事がひと段落して、やっと更新という状況はブログを見て下さる方には大変失礼とは思いますがしょうがないじゃ~ん…、ということで勘弁してください。

さて2011年の初頭の仕事は、有明ビッグサイトの骨董ジャンボリー出店であります。今回で25回目の開催、私自身は5~6年目くらいになりますか、西洋アンティークやおもちゃの店舗を含めて約500店ものさまざまな個性のお店が鎬を削るイベントです。



まず最初は旧知のお客様や業者さんとのごあいさつ、あちこちで「おめでとうございます。」の連呼ですね。美しい日本の習慣であります。そしてそのあいさつもそこそこにすぐに商談モード、コレクターさんは明けても暮れても自分の好きなものに対してまっしぐらであります。二日目になれば少し落ち着き、収穫やらタッチの差で逃したものなどについての談笑がまたあちこちで聞かれます。

しかしなかなか、今までに比べてお客さんの数は少ないように思われます。それは不況云々の話はとりあえず置いといて、愉しみの選択肢が広がり、いろんな方面に多様化、分散化していった結果でしょうか。昔は何かが流行すれば、みんなそれを追っかけていって日本中一色になったような感がありましたが、いまはそうでもないのでしょう。それは決して悪いことでもないと思います。ただわれわれ骨董、古美術を扱う業界が古い体質のまま、新しい若い世代に素晴らしさを伝える努力を怠ってきたツケなのかもしれません。個々の店舗では企画を打ち出すことはやっておられるでしょうが、もっともっと若い世代にアピールしていかなければいけないと思っています。かく云うわたしもたいしたことも出来ていないのですが…。

今回ビッグサイトでは東1ホールという場所をお借りしてこの催事は開かれていますが、隣の東2、3ホールではAKB48大握手会が開かれており、その集客力に圧倒されました。朝から晩までひっきりなしの入場者、コンビニの弁当やおにぎり、サンドイッチがすっからかんになっておりました。

いつの世でも人は魅力のあるものに惹かれていくわけですが、その広告戦略が重要なのは云うまでもないでしょう。われわれも判る人が判ればいいという態度では、そのうち干上がってしまう危機感を持たなくてはいけないのではないでしょうか。まあまずは自分から出来ることを一歩づつという感じですがね。

しかしAKBの女の子たちは普通に可愛い、えっ、わたし…、いえ断じて仕事中に握手会に並んだりしてませんってば…、ほんとですって、信じてぇ~…。

イベント]2011年1月12日

西荻窪の一日

秋が一日づつ深くなって、鍋ものが恋しくなってきた今日このごろですね。季節の移ろいを楽しめることを感謝しつつ、また拙文をつづっておりますので、しばしお付き合いください。

昨日、10月10日は西荻窪の井荻會館にて「骨董好きまつり」が開催されておりまして、私も末席に出展させて頂いておりました。公民館のような性格の建物な んですが、昭和のなつかしい木造の建物で、階段の手すりや廊下などある種の骨とう品のような味のよい質感になっています。このイベントは10年ほど続いてお りまして、テレビの「なんでも鑑定団」でおなじみの勝見充男氏も出展していらっしゃいます。すでに定着して、このイベントを楽しみにしているお客さまも 増えてきたようです。それというのも西荻窪の老舗骨董店、伊勢屋さんやタンスやガラスをおもに扱っておられる、やはり西荻窪の駱駝さんのお働きによるもの で、参加しているものとしては本当に感謝に堪えません。



さていつものお客様との商談をしつつ、忙しい時間がすぎていったのですが、ふと気がつくと熱心に品物を眺めておられる女性のお客様がいらっしゃったんです。わたくしのところは同業者さんとの取引が多いし、地味な色合いの店なもんでほとんどのお客様が男性、女性が立ち寄ることはあんまりありません。あまりイベントの最中に細かい説明などしないんですが、その方はとても真剣にご覧になっていたのでわたしも出来うる限りのわかりやすい説明を、その商品について一生懸命にさせていただきました。するとその品物について、「今までよく知らなかったものだけれど、買ってみたい。」とおっしゃって品物を買っていただきました。

何を当たり前のことを書くのかと思われる方も多いでしょうが、あまりにおなじみさんとの商談が多いと、こと細かく説明して品 物のすばらしさを伝えるという骨董商の基本を忘れていることが多いんです。本当にこれは常に反省しなければならない点です。わかっている人に売るのは誰でも出来る、知らない方にその良さを伝えてわかっていただいてこそのアートディーラーであろう、という姿勢を忘れてはいけないと考えています。

最近は不景気が合言葉になってしまっていますが、そんな言葉はグッと呑みこんで表に出さず、足元をしっかり見つめ不断の地味な努力を、美しさを伝えていくという努力をつづけていこうと気持ちを新たにしました。

なんて書いてもすぐ、おっちょこちょいなんで忘れたりするんですけどねぇ…。

まあ毎日、この商売、楽しいんでつづけていけるんですよ。そんじゃまた読んでくださいね。

イベント]2009年10月11日

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